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平成27年度 研究発表中間報告

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筑豊地区 研究発表中間報告

研究テーマ 「確かな学力を育成するアクティブ・ラーニングを

         意識した学習スタイルの研究

         ―コンセンサス実習の活用を通して-   」

 

助言者 安田 賢二   主任指導主事  

     (福岡県教育センター教科指導部教科教育班)

発表者 工藤 匠矢   教諭        (直方高校)

    赤木 聖子   教諭        (嘉穂東高校)

司会者 城戸﨑 康生 教諭        (嘉穂総合高校)

記録者 山下 敦子   教諭        (稲築志耕館高校)

 

1 研究体制について

  工藤匠矢(直方高校)、山内省二・徳茂廣志郎(嘉穂高校)、

  大田浩平(筑豊高校)、赤木聖子(嘉穂東高校)の5名でプロ

  ジェクトに取り組む。2学期以降、これら5名の先生が、それ

  ぞれの所属校の国語の授業で研究に取り組み、その後成果や課

  題等を共有して、研究に取り組む。

 

2 研究テーマについて

   アクティブ・ラーニングは、現在注目を浴びている言葉であ

  る。大学入試の制度が変わることで、必然的に高校の授業も

  わっていかなければならない。そのため、教員は通常の授

  中にアクティブ・ラーニングを極的に取り入れていこうと

  る姿勢が求められる。今回は生徒の「基礎・基本の定着」に

  意し、様々な教で活用することのできる「授業形態の雛形」

  を示す。

 

3 研究方法について

   アクティブ・ラーニングを通常の授業の中でどのように取り入

  れていくかということで、コンセンサス実習を中心に取り組む。

  コンセンサス実習は、思考力・判断力・表現力を取得できるとさ

  れる学習方法である。まずは、生徒たちにコンセンサス実習とは

  どういうものであるかを知ってもらうために、「砂漠で遭難した

  ときにどうするか」という問題を考えさせ、話し合いをさせる。

  ゲーム感覚でなれさせたところで、教科に関する問題に取り

  でいく。

 

4 アンケート調査項目について

   アンケート調査を行っていない。

 

5 指導助言

   アクティブ・ラーニングを体験して理解するといって内容がわ

  かりやすかった。中教審が学習指導方法で目指しているものは、

  生徒たちの

  ①深い学び②対話的な学び③主体的な学び

  である。そのための柱として

  ①知識・理解②思考力・判断力・表現力③深い人間性・意欲

  がある。その中の「思考力・判断力・表現力」を伸ばしていくた

  めの方法として、アクティブ・ラーニングがある。

  しかし、アクティブ・ラーニングを授業に取り入れていく中で、

  アクティブ・ラーニングそのものが授業の目的になってしま

  とがある。そのためにもアクティブ・ラーニングは、あくま

  教科・科目の目標に則って使用するということを忘れない

  に銘じておかなければならない。最終目標は、生徒たち「思

  力・判断力・表現力」をどのように伸ばしていくかであり、アク

  ティブ・ラーニングは、あくまでそれらを身に付けるた

  にすぎない。

 

6 今後の課題について

   2学期以降、本プロジェクトの一員である先生たちが研究に取

  り組むため、現時点でこの研究に関する課題はない。

 

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