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平成27年度 研究発表中間報告

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福岡地区 研究発表中間報告

研究テーマ 「公職選挙法改正と高等学校における主権者教育のあり方」

助言者  小山 潤 教頭  (修猷館高校)
発表者  古賀誠道 教諭  (筑紫丘高校)
     池内一誠 指導教諭(太宰府高校)
     永吉秀樹 教諭  (玄洋高校)
記録者  久間克己 教諭  (武蔵台高校)
 

1 研究体制について
   古賀誠道 教諭  (筑紫丘高校)   
   池内一誠 指導教諭(太宰府高校)    
   永吉秀樹 教諭  (玄洋高校)
   羽島隆史 教諭  (福岡魁誠高校) 
 

2 研究テーマについて
 公職選挙法の改正で選挙権年齢が18歳以上に引き下げられ、今後、学校現場での主権者教育のあり方が新たな課題となる。将来的には成人年齢の引き下げに向けても議論が高まる中、主権者となる生徒とどのように向き合い、どのような主権者  教育が求められるのかを考える一助としたい。(参考文献「18歳選挙権の手引き」)
 

3 研究方法について
 高校2年生を対象にアンケート調査を行う。
・選挙権年齢が引き下げられたことにより、高校生の政治への関心や政治参加意識等にどのような変化がみられるのか。
・教師として主権者である生徒とどのように向き合っていくのか。また、学校現場でどのような取組ができるのか。

 

4 アンケート調査項目について
・選挙権が20歳から18歳以上に引き下げられたことについて知っていますか。                    ・18歳になったら投票に行こうと思いますか。                                          ・今の日本についてどう思いますか。が20歳から18歳以上に引き下げられたことについて知っていますか。                    ・日本の政治についてどのくらい関心がありますか。                                          ・高校生が政治や選挙に関心を持つためには何をすればよいと思いますか。

5 指導助言

・「主権者教育」という言葉を古賀教諭は非常によく吟味されて使われている。

・日本では「教育の政治的中立」を恐れるあまり「政治的素養」を育てられないという反省があるが、これを機に本格的に取  り組むべきではないか。

・先進的事例

  1 イギリス

       「シチズンシップ教育」

    ①社会的・道義的責任

    ②共同体への参加

    ③政治的リテラシー

    ※目標は政治に対するアクティブシチズンを育成することである。

          ※政治とは、多様な考え方、価値観をいかに共存させるか。

  2 お茶の水女子大附属小学校 「公共性を育むシチズンシップ教育」

  3 神奈川県教委の取組

・「主権者教育」について特定の教科だけでなく、高教研という場で研究がなされ ることに大きな意義がある。

・「主権者教育」は「アクティブラーニング」と一緒に研究していくとよいのではないか。

・「主権者教育」がすべての授業の改善に資するはずである。

 

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