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平成25年度 夏季研修会・定通部(第6分科会)

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第6分科会(定通部プロジェクト)

 「生徒の自尊感情を育てる指導の在り方」~積極的な生徒指導を通して~

発表者:鞍手高等学校鞍手町立豊翔館    教頭 本園 敎夫
助言者:筑紫中央高等学校 教頭 松浦 広美

本テ-マを設定した理由は次の2つであるとの説明があった。

日本の高校生は一般的に自尊感情が低い。財団法人日本青少年研究所の2010年調査では、自分を価値ある人間だと思う割合はアメリカ89%、中国88%、韓国75%に対して日本は36%と極めて低い数値であった。
教育力向上福岡県民運動実践の手引きに、自尊感情の向上は最も基本的な課題であり、自尊感情の低さが学ぶ意欲の低下に繋がることが明記してある。

今後、アンケ-トにより定通制課程の生徒の実態調査を行ない、来年の本発表に臨むことが報告された。
また、本分科会の残りの時間を使って、約20名の参加者による意見交換が行われた。 生徒の自尊感情を育成するため、成功体験を体感させるために各学校で行っている事柄を出し合った。多かったのは、生徒会活動や部活動の活性化や充実、資格取得者の表彰掲示である。 その他に、全職員での校門指導(挨拶指導)や学校生活の中で褒められる事を見つけて褒める等の意見が出た。現場でご苦労されている先生方からの貴重な意見ばかりで有意義であった。時間が短かったのが残念であった。
最後に、松浦教頭先生からは、現在の定時制の多様化に向き合うことの大切さや、各自の夢の実現に向けて自分を知ることの大切さについて助言をして頂いた。

 

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